長さに関する改訂、変更点
平成28年11月15日に
「改訂版【木質ペレット品質規格(平成28年11月15日発効)】」が一般社団法人 日本木質ペレット協会から出されました。
ここでは特にお問い合わせが多かった”長さ”に関する改訂、変更点についてご説明いたします。

【改訂前】
長さに関して木質ペレット品質規格(2011.03.31)(以下、改訂前規格)では
” L≦30mmが質量で95%以上で、かつL>40mmがないこと ”
と規定していました。
報告書の書式は以下のようになっていました。(測定値、結果は架空のものです)
評 価 項 目 |
測定値 |
単位 |
規準値 |
評価結果 |
長さ L |
L≦30mmの質量割合 |
98.6 |
% |
95%以上 |
良好 |
L>40mmの有無 |
無 |
− |
無いこと |
良好 |
【改訂後】
2016.11.15の改訂後の規準は
”3.15<L≦40mm,L>40mmは最大1%,最長は45mm”
と表現されています。が、改訂前とも表現が違うし、とっても判りずらいと思います。
以下に、わかりにくい部分をご説明いたします。
● ” 3.15<L ” の部分は、3.15mmのふるいを掛け、残った物を測定対象にすること。
● ” L>40mmは最大1% ” の部分は、長さを40mm以下にしましょう。
40mmを超えるものは質量割合で1%以下にしましょう。1%までは許容します。
つまり、改訂前的に表現すると
” L≦40mmの質量割合 が 99%以上 ” と言うことです。
● ” 最長は45mm ” の部分は、最長でも45mmで、それ以上があったらダメと言うこと。
つまり、改訂前的に表現すると ” かつL>45mmがないこと ” と言うことです。
報告書の書式は以下のようになりました。(測定値、結果は架空のものです)
評 価 項 目 |
測定値 |
単位 |
規準値 |
評価結果 |
長さ L |
L≦40mmの質量割合 |
99.8 |
% |
99%以上 |
良好 |
L>45mmの有無 |
無 |
− |
無いこと |
良好 |
ご不明な点がありましたらご遠慮なく、担当までお問い合わせください。
日本ペレット協会 品質規格のページ

では
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